部屋探しのコツを知らせない工作
よーしぃ、残り居候生活も僅かじゃ。部屋探しのコツを調べ上げ、引越し準備を整えよう。「させねぇ!」え?「俺が絶対阻止すっぞ!お前だけは」ちょ、誰。オレん家で何勝手を言う。
「自分か?正体はお前の妄想。引越しが嫌だ!という負の方さ」嘘吐け、部屋探しのコツを学ぶ気、満々さ。ファンタジー過ぎる!容姿含め別人過ぎ!社会人手前のやつがつける、嘘じゃねー。
「文句多っ…YOUの頭がおかしーって事だろう。いつまでも、居候を楽しみやがって」マジで?あまり面白く感じた覚えは…。
「とにかく貴様を、妨害すっぜ」邪魔だ、もう相手出来ん。行くわ。「進むなら倒してからGO!屍を乗り越え…こら、ドア閉めるな!」ふぅ。何だアレは、全く変態が多くて…。
「待ち!部屋探しのコツを学ぶ事だけは禁止!必ず止める!私が」おま、誰?女…の子?「ふっ。てめぇが生み出した妄ぞ」嘘つけ、もうウンザリ。はよ出かけんと、思い切り遅刻じゃん。
「あ、駄目!絶対!」うるせぇ!どんなに妨害されようが、部屋探しのコツを調べる鋼の意志を以てすれば、絶対に可能さ。「私の存在意義は失われ…」